エッセイ

芥川賞作家から学ぶ「いい生き方。いい関係。いい食事。」

遅ればせながら、お笑い芸人PEACEの
いえ芥川賞作家の又吉直樹さんの「火花」を読みました。

ときおり漫才を織り込みながら、テンポよく読了しました。
お笑い芸人の師匠と弟子の交流をとおした物語。

いい生き方には、いい関係がある。
いい関係があるところに、いい食事の時間がある。
そんなことを考えながら余韻に浸っています。

これから読みたいという方のために
3点ほど印象的なシーンを抜粋して
今回のコラムと致します。

ご覧いただきありがとうございました。

誹謗中傷は誹謗中傷として正面から受けたらあかんと思うねん。めっちゃ疲れるけどな。人を傷つける行為ってな、一瞬は溜飲が下がるねん。でも、一瞬だけやねん。そこに安住している間は、自分の状況はいいように変化することはないやん。他を落とすことによって、今の自分で安心するという、やり方やからな。その間、ずっと自分が成長する機会を失い続けてると思うねん。
一番簡単でラクな方法選んでもうてるでって。ちょっと寄り道することはあっても、すぐに抜け出さないと、その先はないって。面白くないからやめろって。

僕たちが出演する最後の事務所ライブには噂を耳にして、普段よりも多くのお客さんが駆けつけてくれた。誰かには届いていたのだ。少なくとも誰かにとって、僕たちは漫才師だったのだ。

神谷さんの頭上には泰然と三日月がある。その美しさは平凡な奇跡だ。ただ神谷さんはここにいる。存在している。心臓は動いていて、呼吸をしていて、ここにいる。神谷さんはやかましいほどに全身全霊で生きている。生きている限り、バッドエンドはない。僕たちはまだ途中だ。これから続きをやるのだ。

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