エッセイ

おもてなしごはん研究レポート産婦人科病院編

「内容に大変満足。心遣いをもう一歩。」

当研究所では、定期的におもてなしごはん研究のためのアンケート調査を実施しています。ご覧の皆様のお役にたてればとご紹介していきます。

アンケートの実施概要は下記の通り。
・出産経験のある女性9名を対象に行った
・クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」上での
 病院食Webアンケート(H29.2.29実施)
・出産後、産科病院の食事で良かった点をお聞きしました
・下記の声は佐賀、福岡の産婦人科病院での経験です。
 病院名はここでは伏せています。
 お知りになりたい関係者の皆様は下記にご連絡ください。
 用途をお伺いした上で、開示させていただく場合があります。
 info@riceshop.co.jp

今回は、産婦人科病院のおもてなしごはんを研究。噂には聞いていましたが、とても入院食の食事とは思えない手の込みよう。栄養士、調理師の皆様の努力の賜物でしょう。頭が下がる思いです。

まずは食事の良かった点は下記の通りです。


「毎朝、寸胴にいっぱいの昆布と鰹節の出汁をとり、それを料理のほとんどに使っている」とのことでした。出汁が効いていたので、薄味でも美味しく、母体にも母乳にも優しい味付けでした。

お正月に出産したのですが、七草粥や鯛など時節に合わせた献立もありました。

食事が決め手でこちらを選んだといっても過言ではありません。

出産で久しぶりに入院してみると、全てが豪華になっていました。

ご飯は白米でしたが、ご飯自体もおいしかったです。

あたたかいのが一番うれしかったです。

毎日三食におやつ、夜食も注文すれば差し入れてもらえるなど、最高の環境でした。味付けや彩り、ボリューム共に本格的なレストランのようで大満足。

入院中の献立表をもらえ、栄養価も記載されているので安心して食べられたことが良かったです。

食事が出産後の女性にとってとても楽しみなことの一つであり、きっと貴院様も日々工夫をされていることと想像できます。利用者をごはんでもてなそうとされる産婦人科病院関係者の皆様に心より敬意を表します。

また一方で、産後の食事について悪かった点もお伺いしました。
課題も浮き彫りになってきました。


プラスチックの器が味気ない感じをいっそう強めていたように思います。

味付けが濃かったのか塩分が高かったのかは不明ですが、入院中は常に足が浮腫んでいました。

季節柄、仕方がないのかもしれませんが、使われている野菜がワンパターンな印象がありました。

夜食にだされるおやつにホットケーキミックスを使ったものがあったのですが、国産の小麦なのか、アルミフリーなのか、など少し安全性が気になりました。

私は結婚前に病院で調理をしていた経験があるので、そちらからの意見もいいですか。なるべく手づくりを心がけていたので調理機械はあまり使わず手切りを行っていました。
患者さんにお会いすることはなく、栄養士が立てた献立をただ安全に時間を守って作ることだけだったので、無機質に仕事をするということが多かったように思います。
もっと患者さんとのふれあいがあれば、こうしたら食べやすい、こういう症状だから薄味なんだ。などもっと心をこめることもできたかなと思いました。

白米ではなく、玄米や雑穀米が出れば、なおのこと良かったと思いました。

産地などの表記はなかったので、あったらもっと安心して食べられたと思います。

「安全性」「手づくり」「人とのふれあい」「心をこめる」「玄米食」「産地表記」。今日の食事情ではよく耳にする言葉です。しかしこれらを当たり前にたやすくできる世の中になっているのかと問われるとそうではありません。先日参加をした味噌作りの先生は「一般的なスーパーに買物に行っても、何も買うことができず出てきてしまう」とおっしゃっていました。それは、商品の裏パッケージを見ると必ずといっていいほど添加物表記があるから。また「野菜や食糧は信頼できる農家さんを見つけて、仲良くなって、そちらから直接購入をするスタイルがこれからは大事」とも。

私たち米問屋が今社会にできることはなんだろうか。「産地表記」を明確にし、「安全性」をお伝えすること。地域の皆様やお客様との「ふれあい」を積み重ねてゆく。

食はもちろん、何事にも「心をこめる」姿勢を大切にしていきたいと感じた今回の調査でした。
最後までご覧いただき有難うございました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

コメントを残す

*

CAPTCHA